半熟卵と温泉卵とポーチドエッグの違いと作り方

半熟卵について

 

 

今回の表題では半熟卵、温泉卵、ポーチドエッグが出てくるわけですが、この中では半熟卵が一番昔から馴染みのある卵料理かもしれません。

 

ご存知の通りだと思いますが、半熟卵は主に鶏卵を加熱した料理の中でも、固茹で卵のように完全に凝固させるのではなく、一部やわらかい状態を保ったものを指しています。

 

一般的にその状態を説明すると、卵白部分は凝固状態でも、卵黄の部分は半凝固状態に茹でている、あるいは煮たものということになるでしょう。

 

調理方法として一般的なのは、殻付のまま茹でる方法ですが、卵の殻を割って中身を出してから調理するものもその範疇となります。このように書くと、後述するポーチドエッグに似てしまうのではないか?ともなりますが、中身を出した状態で調理する例は目玉焼きのことで、白身は固めても黄身を固めない状態に仕上げた目玉焼きがその例ということになります。

 

焼かずに熱湯で卵の生の中身を直接加熱する料理が「落とし卵」、「ポーチドエッグ」と呼ばれることになります。ちなみに、一般的な半熟卵とは別に、卵黄より卵白が柔らかいような状態に加熱すると温泉卵ということになります。

 

卵料理は日本だけに限っても非常に多くあるわけですが、その分、こうして細かく料理法も分類されることになるのでしょう。